ニューズ・コーポレーション、投資家は二重議決権構造を廃止する提案を拒否したと発表
ニューズ・コーポレーション NWSは水曜日、アクティビスト投資家スターボード・バリューが、二重議決権構造を廃止することでマードック一族の支配を解こうとした提案を、投資家が拒否したと発表した。
同社によると、ヘッジファンドによる拘束力のない株主決議案は、本日の年次総会で可決に必要な票数を確保できなかったという。
マードック一族は 議決権株式の40%以上を支配しており、ヘッジファンドが最初から勝利するのは厳しい戦いとなる。
スターボードは、コメントを求める電話や電子メールにすぐに返答しなかった。
ジェフリー・スミスが経営するスターボード・バリューは、ウォール・ストリート・ジャーナルを発行するメディア帝国に対するルパート・マードックの支配に異議を唱えるため、今年初めに提案書を提出したとロイターは9月に報じた。
この提案は、強力なプロキシー・アドバイザリー会社や、コーポレート・ガバナンスの観点から1株につき1票を投じるべきだと主張する多くの投資家から支持を得た。
しかし、ニューズ・コーポレーションは、スターボードの提案に反対票を投じるよう投資家に呼びかけ、この体制は安定性を促進し、同社は現在の体制で繁栄してきたと主張した。
昨年、スターボードはニューズ・コープに対し、株主のために価値を引き出すためにデジタル不動産部門を分離するよう求めた。